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腰痛

腰痛でこんな症状はありませんか?

▢ 腰の痛みを忘れた事がない。
▢ 病院で異常なしの診断だった。
▢ 接骨院やマッサージに通っても良くならない。
▢ 長年慢性痛なので諦めている。
▢ 足に痺れがある。
▢ 長距離歩けない。
▢ 決まって動き出しの最初の動作で痛い。
 
 
腰痛の範囲は幅広く、背部肋骨下部から臀部までの対象で発生する痛みを腰痛と言います
 
この痛みの種類は多岐にわたり、刺すような痛み、重い痛み、硬い物があるような違和感の痛み、張り感などが挙げられます。又座骨神経、腰椎椎間板ヘルニアなどの症状も腰部の痛みが発生し、臀部から足先までの痺れなども発生する場合もあります。
この腰痛は筋肉の捻じれや緊張性、硬さからくる痛みから、骨折、極度のストレス、内臓の病変による痛みなども含まれ、又女性特有の妊娠や生理、更年期によるホルモンバランスの乱れからもこの腰痛は多く見受けられます。
 
有症期間別で見ると、発症からの期間が4週間未満を急性腰痛、発生からの期間が4週間以上3か月未満を亜急性腰痛、発生からの期間が3か月以上を慢性腰痛と定義付けられております。
 

急性腰痛

急激に発症した腰痛を言います。いわゆるギックリ腰の事を指しますが、その場で動けなる事も少なくありません。

この症状は急に重い物を持った時や、不備な体制から捻じった力が加わった際に発生します。
この不備な体制とは中腰の姿勢が多いです。朝の布団からの立ち上がり、顔を洗う動作、スポーツの競技中、時にはくしゃみをした際
には発生するケースもあります。
腰の関節、筋肉、靭帯にテンションが加わり強い痛みが生じ筋肉が過緊張を起こし硬直して動きが制限されてしまいます。

一般的には痛みの強い時期は発症後2~3日程度で収まり、一週間経過でかなり緩和されます。一か月経過でほぼ完治されますが、
しかし急性腰痛をそのまま放置しておくと、痛みが更に悪化したり、治ったつもりでも直ぐに再発してしまう可能性もあります。

亜急性腰痛

痛みを感じて三か月以内を言います。
慢性腰痛になる前段階なのですが、実はこの時期が一番重要な時期でこの時期にしっかり腰をケアしておく事が重要です。
慢性腰痛を患っている方の殆どの方がこの時期をやり過ごし、その後長い年数腰痛を抱え、生活をしてしまう方が非常に多いです。
この期間は症状がゆっくりと進行して行く為、お仕事で多忙な方、家事や子育てで余剰な時間がない女性、又体力に自信があり日常生活の中で
体からのアラーム(微かな痛みや違和感)が発生しているのですが、これをキャッチ出来ず、そのまま放置しがちですので、この段階で食い止めておく
必要があります。

慢性腰痛

腰痛発症後三か月以上経過している状態を言います。
腰部の痛みは筋肉、骨、靭帯、神経、腱などの障害によって引き起こされます。
痛みの種類は多種多様で重く鈍い痛み、ズキズキする痛み、痛みと緩和が繰り返される、動作痛(立ち上がる時、前屈、後屈、側屈など)
背中や足までシビレが発生するケースもあります。
この慢性腰痛は原因が特定できるものも勿論ありますが、原因が特定出来ない場合が多く、レントゲン検査等で異常がなく長引いてしまい
日常生活に影響が出て「もっと早く治せば良かった」と声にする方も多くいらっしゃいます。

お悩みを抱えていらっしゃる方の特徴として、姿勢が悪い、肥満、運動不足、長時間のデスクワーク、長距離の車の運転、重量物の持ち運びの作業
女性の生理不順、冷え性、育児等の共通の生活習慣が見受けられます。

原因不明の場合ストレス、不安、うつなど 精神の不調が起因する場合もあります。

腰痛の予防法

腰痛予防において日常動作の注意点。

  • 立位が長い時にはリラックスしたヤスメ姿勢が良い。
  • 長時間歩く時は高いハイヒールをやめる。
  • 中腰の姿勢は続けない。
  • 物を持つ際は膝を曲げて、腰を落として身近に引き寄せて持つ。

先ずは正しい立位での良い姿勢を身に付けましょう。
多くは腰の反り(腰椎前弯)が強いので、腹筋を鍛え、顎を引いて背筋を伸ばし、おへそを引っ込めるようにしてお腹に力を入れてお尻を締め付ける様にする。長時間の立ち位置でのアドバイスとして、可能ならば床に10㎝位の台を置いて、片足を乗せて膝と股関節を緩める(左右)。又たった位置で脚を
少し開き、左右前後に重心を移動させるという方法もあります。


椅子に座る時の注意点

椅子は背もたれが真っすぐな椅子を選び、反発が強すぎない椅子を選んで下さい。
座っている状態ではおへその中心部(丹田)から下4㎝~5㎝に意識する事で背中、腰の力が抜けるのでお試しください。
デスクワークなどの長時間椅子に座っての作業をする方は30分一回は席を立ち、うろうろと歩き回り体勢をリセットして下さい。

入浴法

腰の筋肉の血流が悪くなることで腰痛になる、ということからも分かるように、体を冷やす=血液の循環が悪くなることは腰痛の大きな原因となります。とくに「お風呂に入ると腰痛がラクになる」という方は、温めることで腰痛を改善する見込みがあります。入浴以外にも体を温める方法はいくつもあるのでご相談ください。基本は入浴時に湯船しっかり浸かる事です。38~40度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かって体を温めます。ただ、温度の感じ方は人によって異なるため、熱くてゆっくりできないと感じるなら自分がリラックスできる温度設定で十分。要はゆっくりと浸かって体の芯から温めることが大切です。また、浮力によって筋肉の緊張がほぐれるのでリラックス効果も期待できます。入浴剤は、血管の拡張を促進してくれる炭酸入浴剤がおすすめです。そのほかにも、ゆずやみかんなどの柑橘類は、皮の部分に血管の拡張を促す成分が含まれると言われています。

睡眠法

睡眠時の注意点として、正しい寝具を使い、腰の沈み込みが深いマットレスや敷布団は避けて、硬すぎない敷布団を選ぶのがコツです。枕は個人差があるのですが、高さ6~8cmが良く、寝る姿勢は膝を立てたり、足を持ち上げると負担が少なく済みます。横の体勢では膝と股関節を曲げて寝ると良いです。起床時に、仰向けのままで一気に起き上がるのは、腰への負担が大きいのでNG。腰痛の症状を感じていない方でも腰を痛める危険性があります。正しい起き上がり方は、横向きの体勢になって膝を曲げ、下になった手で体を支えながら、ゆっくりと起き上がるようにします。その前に、仰向けのまま膝を立てて左右に動かすなど、体をほぐしたりストレッチしてから起き上がることをおすすめします。また、このような動きをするためには、朝余裕をもって目覚めることも大切。寝坊して慌てて飛び起きるのは、腰のためにも良くない事です。

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